引っ越しまであと33日!「転勤族だから出来るコト」をまとめてみると…
引っ越しだ!引っ越しだ!
と、慌てても、引っ越し会社さんの下見が始まるまでは梱包作業ができません。
下見が終わらないとダンボールをもらえないのでね!
今できるのは、要らない物を整理したり、捨てられるものをどんどん捨てることくらい。
行きたい場所、会いたい人には今のうちに!
余裕がある今のうちに、行きたい場所があったらじゃんじゃん行こう。
会いたい人にも会っちゃおう!
「またきっと会えるから」「多分また来れるし……」と思いがちだけど、よほどのラッキーが起きないと、引っ越した後には今住んでいる場所に戻ってこれんのですよ。
引っ越し前も忙しいけど、引っ越した後はもっと忙しいです。
離れてしまう相手が人の場合は、SNSもメールもあるからネット上で繋がっていられるけど(涙の別れの数年後にまた同じ場所に引っ越して、再びご近所さんになることも稀にある)、もう二度と会えないかもしれないです。
会えるうちに会っとこ!
「行きたかった場所」は、行かないことには永遠に行けぬ。
離れてしまう対象が場所の場合は、これはもう、今のうちに行かなきゃ絶対無理。
あとで時間的に余裕ができても、ちょっとやそっとの「行きたいな~」じゃ実現は不可です。
遠く離れてしまってから戻ろうとすると、莫大な交通費がかかるので。
で、私は昨日、ずっと行きたかった美術館に行ってきました。
行きたいけどいつも混んでるから…高いから…と伸ばし伸ばしにしていたけど、引っ越してしまったらほんとに行けないからね!
子供も夫も行きたいところなら「じゃあ行こうか」って話が進む可能性もあるけど、自分ひとりが行きたい場所に、引っ越した後に出かけられる可能性はゼロですよ。
行きたいけどずっと踏ん切りがつかなかった場所に「今しかない、行くぞ」と足を運ぶ力をもらえたのは、転勤族のいいところなのかもな~と、思いました。
というわけで、今回は転勤族のいいところをまとめてみます。
「転勤族だから」のイイコト
暮らし=長期滞在の旅行
転勤族のいいところといえば、旅行気分を味わえるところですかね。
新しい街では、小さな公園も、商店街も、ちょっとした観光スポットも、全部初めて見る場所です。
二泊三日でどこかに旅行に行った時のことを思い出すと、ホテルの周りにたまたまあったコンビニや定食屋も、なんだか物珍しくて、お店に入るのが新鮮だったりしますよね。
それが、二泊三日どころか、数か月、へたしたら何年も続けられるんだもんね。
地元ならではの名物料理も食べに行けるし、るるぶとかトランヴェールに載ってるような有名な観光地や、観光ツウの方しか行かないような景勝地にも行けます。
なんたって、二泊三日とかじゃなくて住んじゃうからね!
我が家も、引っ越し先では、よく家族で遊びに出かけました。
面白いのが、子供の頃を思い出すと、こうやって出かけたり何したりっていうのを、自分の地元ではやってないっていうこと。
実家は転勤族ではなかったのですが、地元の観光地に行きたいと思ったことって特になかったんですよね。
「行きたいね~」と眺める旅行会社のチラシで目が行ってしまうのは、たいてい東京やら北海道やら沖縄やら九州やら、とりあえず遠いところ。
「ここなら安くて日帰りで行けるね!」とチョイスするのも、まず県外です。
自分の生まれた県の有名観光地の中で、行ったことがある場所なんて数えるほどです。
へたしたら一か所も無いかも。
親や周りの人から「行ったってどうせ混んでる」とか「一度行けばじゅうぶん」とか、以前行った時の苦労話を聞きまくったせいか、生まれ育った地元の観光地が、魅力のある場所だとは全然感じないんですよね。
ところが、引っ越して初めて行った県の観光地は、やたらと魅力的。
引っ越したばかりの時は特に「ここに住んで良かったと思える要素を探さなきゃ…」っていうフシギな眼鏡がかかった状態で周りを見てるからかもしれないけど(笑
それはそれで、フシギな眼鏡をかけて、もしもそこが地元だったら気づかないかもしれない街の魅力を、素直に感じられるのはいいことだよなぁ~と思います。
引っ越しのたびの強制大掃除で隅々までキレイ
これもいいことかなぁと思います。
なんたって、タンスも本棚も空っぽにしないと運んでもらえないし、組み立て家具なんか分解しなきゃ運べないんだぜ。
たまった埃や汚れに気づいちゃったら忙しくてもやっぱり拭いちゃうし、引き出しの隅、キッチン収納の内側、ワイヤーラックの端っこの埃まで、年末の大掃除の時よりも物がきれいになります。
引っ越しのたびの強制断捨離でスッキリ
引っ越しを繰り返すたびに確実にアップしていくのが、買い物する時の審美眼。
要らないもの、買わなくなったよね…。
そして、引っ越しのたびに「今は使わないもの」「運ぶ価値のないもの」を見極めるもんだから、引っ越しのたびにタンスの肥やしや「これ、いつ使うの?」っていう不用品が淘汰される。
でも、本音を言っちゃうと、全然捨てたくないんだけどね…
無駄なものでもずっと手元に置いておきたいんだけどね…
でも、間取りの関係で次の住居が狭くなったりすると、いろんなものを捨てなくちゃいけません。
我が家の前回の引っ越しでは、ソファーとテーブルを捨てたんですよね。
キッチンのサイズが違うから水切り類とかも買い直したし。
そんな中で、毎回大活躍するのが、衣装ケース。
間取りが変わって押し入れのサイズが変わっても、積み上げ方や使い方を変えれば、どこかでは使える収納になってくれるので、我が家ではとても重宝してます。
Fits(フィッツ)とかの有名ブランドなら、何十年もずっとサイズが変わらないので、買い足しもできて便利ですよ。
最新の収納術を使うチャンス到来
引っ越しのたびに、新しい部屋の間取りに合わせて模様替えをしなきゃならないから、次の住処の家財道具は、確実に合理的に配置される――っていうのも、転勤族ならではのいいことかと。
「あそこにタオル置いたら楽やん!次はこっちに置こ!」みたいな経験を生かしての配置換えとか、雑誌やSNSで話題の収納術を引っ越しのたびに実践できます。
いや、これも、正直言うと、できればやりたくないんだけどね…。
ちょっとくらい不便でも古臭くても、無理に動かしたくないんだけどね…。
一期一会。無理せずゆるーく、でも、迷ったらやっちゃえ。
「転勤族で良かったところ」をまとめるつもりが、結局、「まあでも、本音を言うとそんなの別に要らないから引っ越しがないほうがいいんだけどね…」っていう内容になっちゃいましたね。
本音が出ちゃったよ。
お許しください(笑
いろいろといいところを探して書いてみたけど、どうして上のような本音が出ちゃうかっていうと、それがそのまま悪いところにもなっちゃうからかなぁと。
引っ越し先の街は「初めて見るところばかりで物珍しい場所!」にもなるけど、「お気に入りの場所が一切ない状態の街」でもあります。
お気に入りのラーメン屋が見つからないとか(ラーメンの味はエリアによってかなり変わる。焼き肉屋のタレも意外に違ったりする)、もちろん、初めていく街だと友達は一人もいないわけです。ママも、子供も。
今のうちに新生活用のパワーを溜めよ!やりたいことはやっちゃおう!
転勤族ならではのいいことはもちろんあるけど、そのいいことが全然目に入らなくなるくらい、新しい街や人間関係になじんでいくためにはものすごいパワーを使います。
なので、引っ越し前の余裕がある時期のうちに、会いたい人に会ったり、行きたい場所に行ったりして、たくさんパワーを補給しとこ。
そうよ、私は、旅立つ前のシンデレラ。
時間切れの日が来たら「慣れた暮らし」の魔法は解けてしまいます。
今のうちに楽しい時間を過ごして、次の街で使うパワーをどんどん溜めましょ!